書評/新聞記事 検索  図書新聞は、毎週土曜日書店発売、定期購読も承ります


「批判を避けようとしたことへの批判」を試みる――まさに実証史学者の横綱相撲、がっぷり四つの天晴れさがある 澤村修治
気鋭の美術史家5人によるわが国初の本格的な論集――アメリカ美術には、まだ論ずるべき興味深い要素が満ちている 宮下規久朗
「ジェルミナルのドラマ」は国民公会とパリ民衆の分裂をもたらさなかった――実証的で緻密な論証は、まことに説得的で圧巻 山﨑耕一
天皇の「思召」による功臣の国葬を対象に、近代日本の国葬制度の成立史をえがく――近代天皇制国家の下で定式化されていく「思召」あるいは「恩賜」 森謙二
いっときたりとも静止することはない「占領下のパリ」という状況――善悪で単純に割り切れない人間のありようを反映している 塩塚秀一郎
保守的時間意識の可能性――過去・現在・未来の同時存在性をガイドラインに、思想史研究と現代問題の考察とを共同研究によって架橋する 小島秀信
西欧の知の源流に着目し新たな解釈の可能性を示す――ロマン主義文学の真髄を体感できる見事な評論 木村晶子
日常の風景をあらためて見つめなおす――熱くなりたくない、こだわりたくない、という主人公の声は、現代のはかなさを切実に生きた危機感のあらわれであろう 小林広一
「関係の絆」をかたちづくるにはどうすればよいのか――日中交流の架け橋となった多くの人物を取り上げる 室沢毅
実践と葛藤から生まれ、未来を見据えたワークショップ論――記録写真に見る参加者たちの明るい表情も印象的 中川素子
在宅ひとり死の時代が到来した――孤独が怖ければ人持ちになろう 大野秀樹
「戦前」と「戦後」の連接を明らかにする大著――椎名と大岡という作家を精緻にクロスさせることで、戦後の「止揚」の論理を微妙に相対化する差異の認識を鮮やかに浮かびあがらせている 中山弘明
日本人は戦死者・異常死者をどのように扱ってきたのか――全国の首塚・胴塚・千人塚の事例を示し歴史的に検証 坂本要
人間は経験の意味を共有しようと、「話し合い」続ける存在である――英国の精神分析の中核をなすメラニー・クラインの流れを理解するための手引き書 平井正三
近未来SF映画のミッシングリンク――ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『あやつり糸の世界』 田辺秋守
アリストテレスに依拠しながら人間以外の動物の権利を擁護する――人文学の古典を土台に、現代の倫理社会的問題にアプローチ 稲村一隆
ホワイトヘッドの「具体性」とは何か――著者の幅広い哲学研究と論述 伊藤重行
進むだけが科学や科学技術の宿運ではない――富国強兵策の一環としての21世紀科学への警鐘 宗近藤生
祖国ペルーが抱える社会問題と、父親と息子の人間関係を描く――バルガス=リョサの命が続く限り、その物語世界は広がり続ける 立林良一
今も根強く残るインドの封建的規制の実態――「名誉殺人」と闘うインドの人権団体の苦闘 萩原信彦








リンクサイト
サイト限定連載

図書新聞出版
  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 下戸の夜
(本の雑誌編集部下戸班編)
2位 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
(ブレイディみかこ)
3位 東京凸凹散歩
(大竹昭子)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 一切なりゆき
(樹木希林)
2位 未来の地図帳
(河合雅司)
3位 ノーサイド・ゲーム
(池井戸潤)

取扱い書店企業概要プライバシーポリシー利用規約