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明治期における監獄制度改革や新たな制度創出の要因を丁寧に跡付けた良書――監獄の「自立化」という主体性に着目 姫嶋瑞穂
AIがオリジナルを超えた創造性や生命力を具現できるか――近未来のAIと芸術の関わりを扱った短編集 大野万紀
「主観」や「私」という有様は絶えまなく揺れ動くもの――ひとつの「私小説」というかたちの表現といってもいい 久保隆
菌とウイルスは資本主義を、国家を、社会を、分解する――COVID‐19ではなく、アナキズム菌に「感染」するしかない an‐anarcho‐logy‐collective
雑多岐にわたるスペイン史のエキスが凝縮されたコンパクトな通史――多方面から記述対象を総合的に理解できるような仕組み 吉岡栄一
絶えず人間(身体)の回復と再生を志向する――健康であるとは、自らの生命に対して規範的であることだ 黒川類
三島像の読み換えが生じるかもしれない――戦前と戦後の亀裂、およびその縫合の営為 三輪太郎
地球環境問題にわれわれはどのような観点から取り組むべきか――近代的な思考法を超克し、一つの見取り図を示す 白川俊介
歴史的に先駆けて、税に関する公平性を規範経済学的観点から明瞭に議論する――最小犠牲原理から垂直的平等=累進課税を唱えた、古典として不朽の意義を持つピグーの財政学 山崎聡
カヌーの顕現――その高速な書法が実行される 鈴村和成
故郷は本当にあるのだろうか――この写真集に老若男女、有機と無機の隔てはない 宮田徹也
焔の坩堝による造形の変容――器に接して脱皮を遂げる彫刻の姿 稲賀繁美
アーカイブズは思索するための宝庫――まず、自分たちで資料にあたり、考えていくことに尽きる 室沢毅
悪は彼岸ではなく、私たちの内部に巣食っている――想像力は、未来へと可能性を拓く人間の能力である 國枝孝弘
「日常生活の中の政治」や「政治の中の日常生活」を問い直す試み――政治をもっぱら国家や政府を中心に考える発想を相対化する 山田竜作
新自由主義に対抗する教育原理・実践の検討の必要性――学校教育に対する市場原理の導入以降、新自由主義教育改革と国家統制によってますます深刻化している状況を、「変容した権力」という切り口から論じる 岡田昭人
〈小説はすべてに先立つ〉とでも主張している「真顔」――小説への揺るぎない確信と畏怖 乗代雄介
明朗な「笑い」が戦争とクロスするとき――語り芸の深部にあるものを掘り起こし、日本を戦争に追いつめた現象を捉え出そうという試み 中山弘明
生をまっとうすることの大切さ――静かな展開の中に息苦しいほどのサスペンスがあり、その迫力に圧倒される 末國善己
自画像は砂漠の蜃気楼のように――時に明朗で時に陰鬱な三毛の独白は、没後三十年を経た今でも読む者を惹きつけてやまない 濱田麻矢








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