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地方反乱が支えた中央政権――7~9世紀に「テマ将軍」が中央宮廷との間に繰り広げた政局のダイナミズムを扱う 草生久嗣
震災を経験した著者自身と、避難所で知り合った人々の体験を丹念に綴る――熊本地震にも通じる普遍性を有する非常にすぐれた研究書 干川剛史
『堤中納言物語』における「冷めた知性」――個々の短篇、および断章の特質が論じられるばかりでなく、十篇の物語に共通する面をもとらえている 陣野英則
人文学の可能性は人文学の歴史と主体のあいだで生成する――驚くべき博捜と斬新な着想に裏づけられた思想史の良著 後藤嘉也
ジェンダー平等に対抗するバックラッシュの背景――時系列的かつ包括的に分析し、わかりやすく解説 日下部京子
沖島勲だけが見てしまった映画のルポルタージュ――映画ファン以外に読まれて欲しいと願う 古澤健
貴重な資料が多く入っている純粋な研究報告書――研究や旅の参考資料になってくれるだろう 金子民雄
画期的なエマソンの詩の翻訳――流動変化する自然を歌った詩のなかにエマソンの人生と精神が垣間見える 髙梨良夫
牧師から「音楽による布教」へ――津川主一の音楽に関する慧眼は時代を先取りしていた 越川弘英
斬新で刺激的な議論――ド・マンの「アメリカン・コネクション」に関して、驚くほど詳細な記述を提供している 土田知則
日本の男は七五歳まで働け、年金で生きていこうという考えはもってのほかだ――三〇代までに特異な技を磨くことが、幸せな五〇歳につながる 大野秀樹
「クロス」させる感性を培う――「自由に書く」という方針によって、まるで紀行文を読む感じで本書に入っていける 室沢毅
「全体小説」の力強さとその宿運――戦後七〇年となった現在にあっても、風化させてはいけない時間の積み重ねというものはある 村木哲
並々ならぬ覚悟――著者ふたりは、過去を生き直し、いまを憂い、その先を見ている 村上陽子
戦争の中にも人々の生活や希望がある――ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督『とうもろこしの島』、ザザ・ウルシャゼ監督『みかんの丘』 名取弘文
ひりひりとした責任感――短歌の背後には、言葉にできなかったさまざまな奥深い感情が存在している 吉川宏志
「外地」で日本の図書館はどのようなものでありえたのか――衛藤利夫の脱神話化とともに 小林昌樹
メルヴィルの難解さを分析し、問題提起する――読者が疑問に思うであろう点について、ひとつひとつ丁寧に解説している 奈良裕美子
香港のアヘン問題を地域や国際関係の文脈から考える――アヘンを含む麻薬全般に対する国際規制の高まりも視野に入れて議論を展開 鬼丸武士
源氏物語の成立と作者に関わる独自の研究成果も交えた論文――折口信夫説を基底に据えつつ、武田宗俊説を再検討する 豊島秀範








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3位 本の雑誌の坪内祐三
(坪内祐三)
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1位 '20 ミシュランガイド新潟 特別版
2位 一人称単数
(村上春樹)
3位 気がつけば、終着駅
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