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現代英国ファンタジーの源泉とも言うべき文学的・文化的遺産を再話──古風で格調高い独特の雰囲気を持つ美しい挿絵にも注目したい 安藤 聡
あなたは私の「奇貨」である──これまで名前のなかった関係に光を当て、モデルのない関係を生きる孤独を明るく照らしてくれる 内藤千珠子
ルネサンス〈復興〉の狼煙──ガリレオなど巨人たちの精神の諸断面の相互照射により、ルネサンスの〈秋〉の「時代心理」を掴み出して見せた 石黒盛久
月はただの天体ではない──旧暦が生んだ文化的な厚みを伝える言葉の数々を現代によみがえらせる試み 志賀 勝
日本美術史に新しい彩りをそえる──巻立てにも工夫がこらされている 辻 惟雄
映画芸術は今こそ回帰の時代を迎えつつある──青春期から戦時下、そして戦後という時間性の中で語られる映画作品群は、自身の自伝的意味合いを持ちながらも、ひとつの映画史にもなっている 皆川 勤
妖怪たちが勢ぞろいした──人間の欲望のパラレルワールドとして、いつでもどこにでも彼らはいる 井出 彰
安易に抹消もしくは改竄されたテキスト──部落問題に関わる自らの言葉・文章・発言・行為に対する明確な気構えと社会的責任が前提として必要不可欠 朝治 武
おかしな「閉鎖状況」から導き出される特殊な推理──反政府組織「V」の「兵器」の奇妙さも読みどころのひとつ 諸岡卓真
散文は単なる雑報がいい──相反する二方向に、進んで引き裂かれることによって、三面記事であると同時に詩でもあるようなジャンルを生み出そうとしている 山城むつみ
美しく慕わしい南河内への思いが結実した一書──善次の目を通して、表現者にとって苛酷な時代を描いたもう一つの短歌史 皆川 燈
ボクシングジムという「夢の世界への入口」に集いながらも貧困世界の日常を生きるボクサーたち──ボクシングジムとは、ボクサーとその家族を、長期にわたり食わせる義務を包含する〈全体的空間〉である 高畑 幸
チェコの歪な顔が見えてくる──日本が日本であるほどに、チェコはチェコではないのだ 増田幸弘
真に故郷の発展を思うこととは何か──信念を貫き前進する一人の女性のドラマが、アジアの冷戦史を体現しながら展開されている 豊田周子
「私も人間」であるという鮮烈な表明──障害者差別に対する闘いの記録であると同時に、障害者という偏見を払拭してイノセントな愛へと向かっていった記録でもある 黒川 類
「二〇世紀満洲」の視点から東北アジア史を読む──最先端の研究成果をもとに編纂された未来志向の事典 貴志俊彦
中江兆民の精神を生き抜いた外交官──「盗賊主義」に反対し、軍備撤廃を唱えた生涯 河田 宏
「否定の内にたじろぐことなく留まる」精神科医の倫理の実践──卓抜な訳文で一気に通読できる明晰さを備えた、ブランケンブルクの傑出した一冊 兼本浩祐
芸術表現を支えるのは、現実と向き合い、未来を展望する力──第17回釜山国際映画祭レポート 中村一成
哲学者・思想家でもあるハックスレーの「神秘主義」に触れる──『すばらしい新世界』はあくまでもハックスレーの一面でしかない 寺村さくら








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 下戸の夜
(本の雑誌編集部下戸班編)
2位 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
(ブレイディみかこ)
3位 東京凸凹散歩
(大竹昭子)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 一切なりゆき
(樹木希林)
2位 未来の地図帳
(河合雅司)
3位 ノーサイド・ゲーム
(池井戸潤)

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