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切断し、新しい地平を行く人々──21世紀におけるアヴァンギャルドの有効性を問う 後藤美和子
閉ざされた各部屋の扉や壁の裏に潜むイギリス人の森羅万象を詳らかに──身の回りにある「モノ」にも、ひとつひとつ語るべき物語がある 川成洋
グローバリズムを捉える資本主義の変容論アプローチ──『資本論』の批判的読み込みをとおして経済学の現代的再構築に挑戦 結城剛志
中国のインテリの間で議論された奥深い問題が盛り込まれた「禁書」──再びのバブルに浮かれている日本でこそ、同様の作品が書かれるべき 飯塚容
「水」の彼方に「光」を求めてはじまった合衆国の未来は何処へ──「アメリカ文学の原点」を「水」と「光」の隠喩に求める意欲的な論集 麻生享志
ガラガラポン横一線 今こそ目を凝らす──スサンネ・ビア監督『愛さえあれば』 谷岡雅樹
「国語」教育とは何か──朝鮮語研究会・朝鮮語学会の成果は朝鮮語・韓国語の「大衆化」に貢献した 朴在植
文学の「いのち」が香り立ち、魂が揺さぶられる心地さえする〈読み〉の論証──『国語科学習指導要領』改訂を背景に浮上する諸問題を考える上で必読の書 大國眞希
詩に向かう止むにやまれぬ熱い心情は、本書に参加した女性たちの詩の通奏低音──敗戦を二歳で迎えた三十三人の詩人が寄せる、ユニークな切り口のアンソロジー詩集 皆川燈
歴史の重層性・多様性をカラー図版で知る──英国史を壮大な物語として飽きることなく読者に頁をくらせ、さらに優れた選択を経た図版で立体的に歴史を構成することにも成功している 立石弘道
人生の意味におけるヒントは、束ねた洋封筒の中心部に──日々は細部から成り立ち、神は細部に宿る 白井明大
リアリティの欠如した世界を捨てて、手で触れることができる「現場」へ──大切なのは、知りたい、近づきたいと思うこと自体だと教えてくれる書 井上貴子
萩原朔太郎をひろく他分野の研究に接続する可能性を秘めた遺稿集──とくに最終章は、共同体の仲間意識が優先される現状を批判した、圧巻の近代「友情」文化論 安智史
世界文学史におけるチェーホフの大きさを確認する──私たちはこの本を出発点に、まだまだたくさんの出来事を語りうる 岩本和久
シュトルムの創作の原点へ──滅びゆく個人への哀惜と共感、過去を教訓とすることなく、ひたすら前進する社会への鋭い批判の姿勢が貫かれている:『シュトルム名作集 全六巻』(三元社)完結に寄せて 松村國隆
ナンシーの「イマージュ」を描き出す──西欧形而上学の伝統的二元論を脱構築する思考 松葉祥一
現在、夢の皮膜を、深く…… 吉増剛造×佐々木敦
過去の記録や口碑伝承から東日本大震災を分析する──被災地発かつ被災者の手による、歴史学・民俗学的な分析視点 岩鼻通明
「大正生命主義」を批判──「第一次大戦と日本文学」というありそうでなかった視点から大正期の思潮を読みとく 加藤弘一
「未確定領域功利主義」を軸にした十数年間の諸議論の集成──倫理学の自然化の流れの中で、あるべき倫理学理論を提示する 蔵田伸雄








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