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広く明治文学の比較文学的研究の成果が糾合されるような《場》の必要性──ロシア語・ロシア文化に対する深い理解に支えられた、きわめて信頼度の高い著述 源貴志
柳田国男の初志を受け継ぐ──民俗知を立て直し、ローカルの足元を掘る 赤坂憲雄
河内音頭の集大成のスタート──鉄砲博三郎『音頭師』(MRON‐3002)、初音家石若『カストリ・オンド──石若 艶尽くし』(MRON‐3001)を聴く 鈴木義昭
子どもたちのやりとりのセンシブルさがじつに清々しい──子どもたちの心の奥底にあるものは今も昔も変わっていない 山井悟
泡鳴が抱いた「新しい女」への夢──泡鳴・清のジェンダー力学の分析という横軸に、両者の生育環境の把握という縦軸も加えられた重厚かつ用意周到な論考 大久保典夫
東洋と西洋の懸け橋だったシベリア鉄道の歴史を照射──日ロの友好交流・相互理解を目的とした新しいシベリア鉄道の旅に期待 井上春樹
大地震による出会い、結納、破談、やがて、再び「春」が訪れることの予兆──静謐な筆致は、人と人との間に滲む微妙な心の揺れを見事に伝えている 村木哲
オートロジーを理解するだけでなく、実践させられる書──手軽な手引き書という外見に反して、きわめて高度な「Opera Aperta」 馬場靖雄
日本人には「敗戦処理」を行なうことができない──井上淳一監督『戦争と一人の女』 田辺秋守
現代社会におけるスティグマの正体を暴き出し、精神医学の在り方を問う──医療全般や公衆衛生、教育や福祉などの立場からアンチスティグマを論じる 水野雅文
「本そのものの声」がここに──参加者総計200人強、他者との相克を克服することで真理を追究する〈討論〉の実践の記録 徳宮峻
イスラーム文化の裾野の広がりと豊かさを教えてくれる──多くの概説書では扱われないテーマや議論が豊富に紹介されている 小田淑子
文学と美術の葛藤、「ペンと絵筆」の戦い──社会学を援用し、旧来の美術史の方法論に一石を投じる結果にもなった 山本敦子
「自己媒介する抽象的労働」の支配下にあるモダン──物象化論系譜の包括的なマルクス更新作業 田畑稔
福島原発事故の衝撃が、封印してきた心の闇を破った──1970年代の新左翼運動に沈殿させられてきた犠牲者の人間性回復の歩み 下沢喬
新たな野生の(音楽をめぐる)思考の必要性──現在、最も重要であり非常に稀な取り組み、態度、視角が読み取れる好著 東琢磨
ギリシア神話、聖書、西欧文化政治史などの背景を知れば、オペラはより味わい深くなる──すでに文学や絵画に親しんでいる方々にとって、オペラの敷居は思った以上に低い 上川修史
仄暗い恐怖と恍惚を描いた物語──稀代の物語作家として絢爛たる実りの秋をいよいよ迎えつつある皆川博子が、一九七〇年代に手がけた単行本未収録作品を蒐めた一冊 東雅夫
「声なき動物たち」からの抗議の声を知る──動物保護は主義の成熟度を測るバロメーター 山田宏明
九州の地からも反原発の声があがる必然──長崎、水俣、筑豊、多くの棄民が生み出されてきた九州 金平茂紀








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3位 本の雑誌の坪内祐三
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