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中央対エミシの三八年戦争を描く──国家側役人のエミシ蔑視の言葉に対する怒り、権力側に協力的なエミシの族長たちへのわだかまり 堀江朋子
生命の区別、人間の弁別の問題をめぐる徹底した思索──西洋の思想は、ただ存在していることの尊厳を把握できずにいる 香川知晶
いまだ読まれざる哲学者アランの実に多様な相貌を紹介──冒険的生活者の光学を批判的に検証するための前提が整い始めた 合田正人
感情の社会性を理論的に主張し、かつ相互行為に定位した分析──多面性をもった感情社会学の展開が国内外でもっとなされるべき 崎山治男
カフカは「非音楽的」だったのか?──「非音楽的」とされたカフカが残した最後の短篇は、我々が日常的に接している「音楽」の様相を考え直す契機 阿部賢一
「毒虫ザムザ」として書くこと/語ること──恩寵に抗って現代の作者たらんとした作家、中上健次 井口時男
「戦争が終わっても変わらなかったのは、お相撲と東大だ」と日高六郎は言った──日高の著者への信頼によって、語ることが奔流となって表れている 皆川勤
これが戦国武将の興亡、勢力圏の変遷だ──20の合戦による領土・勢力圏の変遷をビジュアル化 山田宏明
匂い立つほど濃厚な時代的雰囲気のなかで、戦後大阪を代表する写真家の姿が甦る──釜ヶ崎から猪飼野、朝鮮、南島へ──不朽の作品を残した井上青龍の評伝 米田綱路
なぜ日露戦争で日本は勝ち、ロシアは負けたのか──「国民」形成をキーワードに両国を比較考察した、スタンダードな新研究 池田嘉郎
「もう一つの歴史意識」の重要性──ジェンダーの視点を伴い、作品に向き合う真摯な姿勢 天野知香
コミュニティの「外部」と「内部」の関係性をいかに論じるべきか──ゲイ・バイセクシュアル男性が感じる「ついていけなさ」を考察 風間孝
激しく立ちのぼるはずの「生」に対する人間としての思いはあるのか──加藤被告の言う「孤立の恐怖」の手触りがどうしても想像できない 藤井誠二
新しいキリスト像を描出し提示しようとする注目すべき試み──キリスト教の教義の内部と外部の両面からの考察 小森健太朗
狂気となって鳥になり、さ迷い続ける──自分の境遇を嘆く詩、また狂気の鳥となって飛び回る祖国アイルランドへの愛、そして自然の美しさを謡う詩が圧巻 清水重夫
ここからなにかが始まるという確かな予感──二千年の時間を超えて思索する著者の態度に、不思議な熱を感じる 細見和之
無念でも、悲しくても、怖くても──相変わらず棄民政策を続けようとする政治意思に対して、もっと激しい憤りをもって、誰もが語るべき 前田朗
あの劇場内の一体感、熱気はどこからやってくるのか──観劇後の劇場プログラムのような役割を果たしてくれる 松崎未來
かつて楽しんだ野や山へ出かけ、花や草をもう一度確かめたくなる──植物をテーマとした「歳時記」に、含蓄のある逸話と細密画が添えられる 川成洋
不条理ゆえにいっそう芳しく匂い立つ命への、優しく力強い讃歌──若松孝二監督『千年の愉楽』 大和晶








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3位 本の雑誌の坪内祐三
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2位 一人称単数
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