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「静物」の味覚と個人の誕生の物語──見る者の触角や味覚に直接訴えかけるような絵画の豊饒な感性の領域を問題にした意欲的な論集 尾崎彰宏
東と西の流動する境界をめぐる最新の論文集──従来のエリア・スタディーズの枠組を越える 香芝典宏
苦難の人生のはてにたどり着く希望の確かさ──監獄問題にとどまらぬテーマの変革力を学ぶ 梓澤和幸
映像中継も衛星放送もない時代にスポーツの祭典はどう報じられていたのか──ベルリン五輪特派員となった西條の動向や五輪を伝える詩を、時系列順に平易な文章で紹介 山辺裕之
すべてのものがみな平等にうつくしい存在の輝きを得る──生のそばにある死を、淡々と描いて真実に迫ろうとする 東 直子
現在というごく小さな一点に生きる命の必然を記録、刻印する作業──生き物たちのいとなみ、その命のきらめき、紡がれることばの韻律の美しさ 八木寧子
人間の心のひだを丹念に追いかける作風が中国でも広まりつつある──生身の人間どうしの交流が困難な時期こそ、文学による相互理解の意義を再確認 松本健二
2012年ニューヨークの位相──闘争の拡散・浸透・共振:世界への視座 アメリカ 高祖岩三郎
書名の自負にたがわず、最新の現代イギリス情報を提供──イギリス現代史をはじめとして、多岐にわたるわかりやすい解説 立石弘道
どんな状況であろうとも小さな体で生き抜く姿勢──アミール・ナデリ監督『駆ける少年』 小滝香蓮
女性たちの最小の連帯とカップルの再生──内田伸輝監督『おだやかな日常』 田辺秋守
囚われの空間を越えて──2012年演劇回顧 高橋宏幸
ヒューマニズムに立脚した人間分析の集大成──人間存在への洞察より現実の「生」を重視したフロムの貴重な遺稿集 山田宏明
自分の世界観を培い、「いのちの環」をつなぐ世界史──世界史とは何か、どう教えるか。二二年にわたる著者の苦闘の結晶 新庄孝幸
戦争、原爆、戦後を生きてきた二人の女性が交わす書簡の記録──戦争の実像を理解するには、たくさんの人々に直接、実体験を語ってもらうしかない 島田 顕
「宮廷風恋愛」をめぐる誤謬の類を正す──訳者の努力と出版社の心意気にエールを 高田康成
独禁法の誕生と成長、平成の大改正まで言及──法案の制定過程に関しての、他にはない網羅的で詳細な研究 向大野新治
「驚異の年」か、「フツウの年」か?──対立を吸収してしなやかに展開するナラティヴ 海外文学・文化回顧:イギリス 原田範行
ひとつの時代が終わった──〈ブーム〉と呼ばれた隆盛を支えた二大スターが去り、〈ブーム〉以後の世代の活躍が注目される 海外文学・文化回顧:ラテンアメリカ 柳原孝敦
恋愛小説の国──小説を通して過去へと導かれ、さまざまな年代を再発見させられた年 海外文学・文化回顧:フランス 郷原佳以








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3位 本の雑誌の坪内祐三
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