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専門学者12人が挑んだ「やる気(モティベーション)」の謎──心理学の最新知見に基づいて「やる気」という現象を解明した唯一の書 山辺裕之
大正期における精神病者の私宅監置、いわゆる座敷牢、また民間療法を調査──一九一八年に刊行された類稀できわめて貴重な報告書 川村邦光
自立のために──国家の発展よりも一人ひとりの子どもを大切にする学校教育に切り替えるという発想がない日本 横川和夫
月はただの天体ではない──旧暦が生んだ文化的な厚みを伝える言葉の数々を現代によみがえらせる試み 志賀 勝
思索を本務とする者の義務を改めて考えさせてくれる論集──科学、技術、ひいては哲学研究とは何かを多角的に問う 齋藤智志
ルネサンス〈復興〉の狼煙──ガリレオなど巨人たちの精神の諸断面の相互照射により、ルネサンスの〈秋〉の「時代心理」を掴み出して見せた 石黒盛久
妖怪たちが勢ぞろいした──人間の欲望のパラレルワールドとして、いつでもどこにでも彼らはいる 井出 彰
映画芸術は今こそ回帰の時代を迎えつつある──青春期から戦時下、そして戦後という時間性の中で語られる映画作品群は、自身の自伝的意味合いを持ちながらも、ひとつの映画史にもなっている 皆川 勤
七〇年代文学の強靭な可能態──小説性の真芯から鷲掴みにされる興奮が来る 阿部嘉昭
日本美術史に新しい彩りをそえる──巻立てにも工夫がこらされている 辻 惟雄
現代英国ファンタジーの源泉とも言うべき文学的・文化的遺産を再話──古風で格調高い独特の雰囲気を持つ美しい挿絵にも注目したい 安藤 聡
散文は単なる雑報がいい──相反する二方向に、進んで引き裂かれることによって、三面記事であると同時に詩でもあるようなジャンルを生み出そうとしている 山城むつみ
おかしな「閉鎖状況」から導き出される特殊な推理──反政府組織「V」の「兵器」の奇妙さも読みどころのひとつ 諸岡卓真
真に故郷の発展を思うこととは何か──信念を貫き前進する一人の女性のドラマが、アジアの冷戦史を体現しながら展開されている 豊田周子
ボクシングジムという「夢の世界への入口」に集いながらも貧困世界の日常を生きるボクサーたち──ボクシングジムとは、ボクサーとその家族を、長期にわたり食わせる義務を包含する〈全体的空間〉である 高畑 幸
美しく慕わしい南河内への思いが結実した一書──善次の目を通して、表現者にとって苛酷な時代を描いたもう一つの短歌史 皆川 燈
「私も人間」であるという鮮烈な表明──障害者差別に対する闘いの記録であると同時に、障害者という偏見を払拭してイノセントな愛へと向かっていった記録でもある 黒川 類
中江兆民の精神を生き抜いた外交官──「盗賊主義」に反対し、軍備撤廃を唱えた生涯 河田 宏
水平社創立宣言の思想は生きている──狭山差別裁判糾弾の大運動は今も豊かな教訓を示す 西岡智氏(聞き手=小嵐九八郎)
「否定の内にたじろぐことなく留まる」精神科医の倫理の実践──卓抜な訳文で一気に通読できる明晰さを備えた、ブランケンブルクの傑出した一冊 兼本浩祐








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3位 本の雑誌の坪内祐三
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