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水面を切りながら進む石のように――「愛」がアートをアートたらしめ、その価値をもって生きながらえさせていく 神田法子
郷土を「現地」に置き換える発想――じっくりと地域に根をはった、若手の学者たちの研究 西海賢二
政治的挫折を引き受けて抵抗の思想的拠点を確立――吉本隆明の思考転換は日本革命の思想的諸問題を提起 木畑壽信
グローバル資本主義を根底から覆すための基礎理論を提供――既存社会主義の崩壊後二十余年を経て、ようやく出るべくして出た書 表三郎
歴史上の「脇役」にこそ、想像を働かせる余地がある――王朝時代の「空気をつかむ」ことのできる一冊 森谷明子
人生を考える上で、心に滲みる言葉たち――単なる「名言集」と違って、多彩な人生経験、政界の「権力闘争の修羅場」を凝視し続けてきた体験に裏付けられている 山田宏明
「差別構造としての原発」を乗り越えるという命題――突出した危機にある時こそ、本質的なものを見据えていかなければならない 竹内雅文
憲法特集 国境を超え出る立憲主義――阿部浩己氏が語る、人間中心の法実践のための憲法 阿部浩己
アナログであることに自覚的であり続ける主人公たちの存在が光る――みずみずしくそしてどこか硬質で、無国籍的な雰囲気を漂わせる八つの短編 梶葉子
日常生活の上に大きく開き直ることによって俳句を牽引する――俳句形式が胚胎しているニヒリズムを普遍化しようとする試み 大井恒行
経済学は人間の問題を何も解決できない――金銭一元的になっている価値観や美意識を、多様なものへともう一回バラけさせること 平川克美
映画時評集の形を借りた稀代の映画評論家の「時評集」――シネコン、TSUTAYA、ソーシャルメディア時代に映画を観、思考し続けることとは 渡邉大輔
吉本隆明の精神が世界に開かれていく水路――3月11日以降、進歩の不可逆性への確信は激しく揺らいでいる 高橋順一
絵本を一緒に。読んで、聞かせて。――シリーズ「子どもの心理臨床」(誠信書房)によせて 関口進一郎×森さち子
シェイクスピアの同時代人にして、エッジを持った詩人の肖像――作品読解の困難さから読者を救出し、詳細な訳注で時代の空気を伝える労作 水野眞理
我らはひとりひとりの修羅たちなのだ――錬肉工房公演「現代能『春と修羅』」によせて 谷川道子
身体の深層から呼びさまされた言葉――主体の感覚が、鍛えられた理知的な構成と結びついて、読む者を一種不可思議な領域へ誘う魅力 島村輝
中国現代文学の全体像を提出――対談「コレクション 中国同時代小説」をめぐって 飯塚容×田中和生
細部を見よ。俯瞰で見よ。――奴隷制の南部の日常を、弾劾するようにではなく、ゆっくりと巨大な絵に仕上げていく 青山南
「むかし東方に国ありき……」――フクシマは罪のない子どもたちを犠牲にしてヒロシマ・ナガサキの原点に日本社会を引き戻している 梶村太一郎








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