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誘惑術の皮肉な教科書――恋愛とは現実の出来事である以上に物語なのである 鈴村和成
村上春樹作品の「深層」は教育の場でいかに読まれるべきか――国語教育がここまで来ているのかということに目を瞠る 綾目広治
私たちの内側に潜む祈念と真意とを見つめる――〈暗がり〉に身を置くことの誠実さ 和合亮一
ロシアの「不幸」な女たち――普通の人々が抱くありきたりの孤独や心の傷に、改めて目を向けさせる 岩本和久
ケアの基礎に「母-娘」の関係をおいた理念と実践の転換をする――本質主義のそしりをも免れず、フェミニズムの地雷原に踏み込む大胆な挑戦 青山薫
無の空間であったはずの真空に課せられる思いがけない役割――現代物理学は、真空に目が離せなくなったと言うべきだろう 池内了
人間としての精神的な生活をいかに送ったらよいか――哲学、思想、宗教、科学の領域を横断させながら対話形式で考えていく 村木哲
「以前・以後」を越えた領域から届く光と陰翳をとらえる――祈りは、願いは、時を越え地に響く 菊井崇史
カオスの坩堝への転落が仕掛けられているかのような物語――悲しみという人間感情の枠には収まりきれない生存状況と感情の絡み合い 有働薫
福島原発震災の警戒区域内にいまなお原発の建設計画がある――いっそう重要性を増す、「浪江・小高原発」建設反対運動の記録 新庄孝幸
「グラムシと/の社会学」にたいする知的関心が高まることを期待――多くの論点が満載されたため、概説書としては「難解」になってしまったか 松田博
作品として充分な考察がされてこなかった松田優作の主演作品――脚本家に視線を当て、『探偵物語』の作品構造を精緻に解析 皆川勤
”自立”に果敢に挑戦した韓青15年史の貴重な業績――韓国の民主化と統一をめざした在日二世運動をどう総括するか 文京洙
自身の差別意識と闘い、国家に道を絶たれた僧侶――教誨師と管野スガらとの交流など、著者ならではの視点が至るところに生きている 米田綱路
放射能汚染国家となった日本の将来を考えるうえで、重要な知見を多数含む書――生態系への影響が詳述されているのも特徴 戸田清
現今世界の不正を特定し、正すための現実主義的正義論――精緻な分類的構成と豊富な事例の提示で論争の楽しみに応える 松元雅和
アガペーとエロースの対立と総合からキリスト教における愛の思想を考察――堅実な教会史の方法論に基づき、丹念に整理される愛の概念 松田央
ポストモダニズム文化の「発展的拡張」――幅広い具体例から探られる時代と文化の変容 長畑明利
その先に「アラブの春」を見据えた中東旅行記――著者の目線はポスト・イスラーム主義社会にあるのではないか 私市正年
黄金期の新日鉄釜石のすばらしさ、問題点を浮き上がらせる――今のラグビーに欠けている何かが、当時のラグビーにあったのでは 上原尚子








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3位 本の雑誌の坪内祐三
(坪内祐三)
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1位 '20 ミシュランガイド新潟 特別版
2位 一人称単数
(村上春樹)
3位 気がつけば、終着駅
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