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日本児童文学史に空いた大きな穴を補完する――実際のテキストや資料を駆使して緻密な考証を行う 佐々木美和
「移行期の思想家」、カール・シュミット――時代錯誤の国家主義者とする見方がいかに一面的か 大竹弘二
「日本古典動物文学史」を叙述する意欲的な試み――通読することで日本の古典文学の精髄に触れることができる 勝俣隆
団塊世代の五人の社会学者による「私の履歴書」――各人各様の探求の奇跡 大久保孝治
他者との感覚のキャッチボール――細部に目を届かせた鮮やかな描写が、日常性を際立たせ、ファンタジーの要素を程よく和らげている 文月悠光
下請け労働者の被曝労働を体験的に記録したルポが甦る――三十数年前の福島第一原発の記述と現在とが二重写しになる 米田綱路
強度と速度で詩の先端を駆け抜けた女性詩人の軌跡――もっと生きて詩を書きたいという魂の叫びが伝わってくる 寺田操
地域とジェンダーという切り口で現代日本の教育実践を明らかに――格差問題に取り組み、背景を踏まえてデータを読み取ろうする姿勢 岩間暁子
性のタブー化が人を傷つけ合う関係にむかわせる?――生徒たちによりそおうとする先生たちの真摯な取り組み 三村洋明
我が国で出版されたはじめてのキューバ「通史」――社会主義体制に特有の「胡散臭さ」は皆無といってよい 川成洋
近代人はいかなる方法で社会のあり方を「想像」してきたか――近代に生きる人間が近代の理解を達成しようとする試み 下川潔
まずは足元から見直そう――第64回カンヌ国際映画祭レポート 大和晶
自然と人間との親和を求めた尊徳の思念は啓示的――戦時中・戦後にアメリカは尊徳をどう位置づけたのか 村木哲
日本というシステムのグロテスクさ――それでも、致命的な災害から身を守ることは不可能ではないと信じなければ 藤沢周
民俗学の原点は旅にあるのだと、改めてしみじみと思う――『海南小記』の短い章節の一つひとつから、柳田国男の真摯な「問いかけ」を読み取ろうとする 永池健二
地震予知はできない――内部からの反逆のメッセージ 泊次郎
『日本書紀』の謎を解き、藤原不比等の介入を明らかに――二段階にわたる編纂過程を詳細に跡づける 奈良安友
「かよわい見張り」の書きのこした渾身の言葉――人生を急いでいる最中に帰らぬ人となったモダニズム詩人の軌跡 渡邊十絲子
残酷なまでに清澄な倫理の発露――渡邊世紀監督『VEIN‐静脈‐』、『人形のいる風景 ドキュメント・オブ・百鬼どんどろ』 阿部嘉昭
天皇制国家論の系譜を批判的に検証する気魄の一書――明治維新から現在まで変幻自在に浸透する天皇制の解明は、なお課題 井竿富雄








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2位 首里の馬
(高山羽根子)
3位 本の雑誌の坪内祐三
(坪内祐三)
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1位 '20 ミシュランガイド新潟 特別版
2位 一人称単数
(村上春樹)
3位 気がつけば、終着駅
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