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従来のジェンダー論とは違った新しい視点からの論理――「主体と他者」という対極的構図ではなく、「自己と他者」が主体となる可能性を内包し、互いにコミュニケーションがとれる空間を提案する 大木清香
植民地教育史研究に取り組む研究の見取り図――十五年戦争期、とくに「大東亜共栄圏期」に、なぜ教育学者の多くが植民地教育を肯定し賛美するまでにいたったかを明らかにする 佐野通夫
自分のさなぎ時代を苦しさも含めて懐かしくたどりなおすような時間――蝶の六時間にあたる時間が、本書の八つの物語に描かれている 梶葉子
学校誘致に込められた人々の「思い」――背景に広がる植民地社会の複雑なありようをも浮き彫りに 山本和行
『論語』的世界の普遍性――いまだに読み継がれている『論語』の世界は、いかに魅力あふれる言葉の宇宙によってかたちづくられてきたか 村木哲
正解のない旅こそが「俳優」だという現実を受け入れる――忍者のように、人前から消えてなくなること 森山直人
日本にとって、近代世界にとって太平洋とはなにか――他者への構想力を押し広げようする意図を確立した好著 佐藤幸男
近世的世界観と近代的世界観を架橋し新たな歴史の姿を提示――幕末維新期の宗教世界の魅力を伝える 岩田文昭
「肉」と「ことば」、子どもの生まれ方から考える中絶論――独自の概念と、三つのアプローチ(文法的モデル化・女性たちによる経験の語り・歴史的視座)を用いて重厚な理論を展開 山本由美子
ジョナス・メカスの教え――場所やメディア・ジャンルに遍在するポエジー 東琢磨
文字を読むという行為の持ちうる不思議さ――文章による眩惑と奇跡を体験できる、稀有な場 メドロック皆尾麻弥
ギリシア哲学史の見直しを迫る異端の書――従来のギリシア哲学史観を覆し、「存在」を問い直す 轟孝夫
叙述的に、抒情的に、詩的に、時には感情を込めて、心の昂ぶりを隠さずに語る――北アフリカの過去や現在に馴染みのない日本人必読の書 片岡貞治
社会における「助産」の位置づけが人間の「生」とどのように関わり合っているのかを示唆――産婆の在り方について再考を促してくれる一冊 杉田理恵子
XYは、「性そのもの」なのか?――1900年初頭から2010年代までのゲノム研究をジェンダー批判の視点から読み解く 佐々木掌子
戦後の研究を凌駕する、民俗学者の極地の論文集――特にその「芸能伝承論」は、鈴鹿千代乃の人生を掛けた「筑紫舞」の伝承者としての研究であり、鈴鹿学の本質でもある 丸山顯徳
実存と夢幻のあわいで高原英理氏の30年にわたる幻想文学の傑作集とも呼ぶべき作品集 立原透耶
須賀文学の源流――悪徳の対概念として「美徳」はあるが、ギンズブルグにおいて「徳」はあくまで両義的である 土肥秀行
東日本大震災以降の臨時災害放送局に注目――放送長期化のメカニズムと背景理由を明らかに 金山智子
メディアが作り出す秩序を焦点に――特定のテクストに直結しない複合的な諸実践に目を向ける 飯田豊








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2位 首里の馬
(高山羽根子)
3位 本の雑誌の坪内祐三
(坪内祐三)
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1位 '20 ミシュランガイド新潟 特別版
2位 一人称単数
(村上春樹)
3位 気がつけば、終着駅
(佐藤愛子)

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