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軽妙洒脱な語りに魅了され、イギリス絵本のエッセンスを愉しむ――錚々たる作家に出会いながら、イギリス絵本史が明確な一本の糸となって見えてくる 石井光恵
社会言語学と障害学の二つの立場からろう教育の問題に切り込んだ意欲作――聴者教員が陥っている、ろうの生徒達を「無力化」「障害児化」するプロセスを明らかに 森壮也
国家主義史観を打破する――覇道を進んだ日本、義のために戦った朝鮮民衆 林浩治
極寒・飢餓・重労働の「シベリア三重苦」の生活――ソ連が仕掛けた占守島の戦闘で、日ソともに多くの犠牲者を出した 川成洋
白波の唯物論は砂浜の表情に戯れ破顔する――「このわたし」の「存在」の問い、生の意味と価値の情趣 原島大輔
「ふしぎな旅」の案内役のよう――大正から現代まで、なぜいくつも「ニルス」の翻訳があるのか 福井信子
バイリンガル研究の要点を網羅した良書――バイリンガリズムの基本事項を詳細に記載 田浦秀幸
変貌するメディア状況への果敢な挑戦――インターネット時代のメディアにおける「真実」「表象」「外」と「内」を考察 藤川大祐
社会構成主義と抽象の力――読者の中枢=自己から根本的に組み変える可塑的なオブジェクトでもある書 大崎晴地
抵抗することは否ということ、積極的かつ創造的な行為である――二一世紀を生きる私たちへの、トドロフ最後のメッセージ 三輪智博
多様性に寛容なカナダの誕生秘話――様々なマイノリティがカナダ社会において対等に扱われるようになる経緯について精力的に分析 菊地洋
中国奇想小説の好個の案内書――翻訳も非常に分かり易い、流麗な言葉で綴られている 増子和男
政治において「理念」を決して手放すことはできない――カントの政治思想についての、最新の・画期的な、そして今のところの決定版と呼ぶにふさわしい研究書 有吉弘樹
世界の排外主義の実態から解決策を考える――日本は移民受け入れ先行国から何を学べるか 河村倫哉
神に依拠しない社会契約説で政治を「再考」する――ロックによるフィルマー批判を再検討し、「残された論点」を探し出す 岡村東洋光
西部劇は多様で、驚くほどの自己省察力と社会批判力を持つ――作品分析の随所に、映画と映画人への愛が読みとれる書物 川本徹
モノから始まる台湾近代の物語――今の台湾が持つ奥行きの深さを見せてくれる 濱田麻矢
北海道開拓者の子弟の幼児教育に邁進した教育者・安田貞謹の評伝――初等教育をベースとした知力こそが明治以降の国力を養う礎となった 川成洋
われわれはまだ十分にカントの真意を汲み尽くしていない――政治学における「カント再生」の書 西田雅弘
女流の時代の早すぎた女性作家の記録――文学史の里程標となる貴重な作品集 田中和生








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3位 本の雑誌の坪内祐三
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2位 一人称単数
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