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同人誌時評
戦争体験の作品は世代を継ぎ、現代の闇をも照らす――沖縄発のエンタテイメント小説、池上永一を俎上に(「コールサック」) 越田秀男
重厚な文体で綴る逆井三三の明治歴史小説(「遠近」)――老齢の安倍晴明の活躍を描く笹村なほの王朝小説(「文華」) 志村有弘
平成年間から21世紀中盤を眺望(「群系」)――地方を起点とした黒木淳吉と阿万鯱人の戦後文学(「龍舌蘭」) 越田秀男
平井利果の戦死した兄への鎮魂を綴る秀作(「たまゆら」)――樋口虚舟の歴史の世界を自在に散策する随想的小説(「飛火」) 志村有弘
親しみやすく奥深い俳句の世界(「異土」「イリプス」「コールサック」)――虚構によりどれほど生活の実相に迫れるか、作家達が舞う 越田秀男
日野あすかの規模雄大な歴史・時代小説(「あべの文学」)――人生の運・不運を考えさせられる稲葉けい子の現代小説(「木木」) 志村有弘
戦後文学を再点検、磯田光一、花田清輝らを取り上げる(「群系」)――それぞれの戦後昭和の風景(「九州文學」、「あるかいど」、「SCRAMBLE」) 越田秀男
堀江朋子の西武池袋沿線の想い出を綴る秀作(「文芸復興」)――関谷雄孝の誠実な医師の姿を描く力作(「小説家」) 志村有弘
終戦前後の懐かしい“思い込み”(「季刊遠近」「人間像」)――短歌評で言葉アートに通底する課題を提示(「塔」「コールサック」) 越田秀男
〈老〉と〈死〉を根底・視座とする文学群――〈老〉を根底とする天野律子(「黄色い潜水艦」)・野上志乃の小説(「りりっく」)。親族のいない老人の〈死〉を描く井上淳の小説(「まがね」)。〈死〉を凝視する本多寿の詩(「サラン橋」) 志村有弘
認知症スパイラルを意識の内側から描く(「民主文学」)――原風景“上海”から林京子を読み直す(「異土」) 越田秀男
桜井克明の相対峙する異質の人物を描き分け、人生とは何かを問う現代小説(「残党」)――花島真樹子の女優の哀しく侘しい死を綴る作品(「遠近」)、森下征二の藤原泰衡の母を描く歴史読物(「文芸復興」) 志村有弘
家族という小さな群れの中で(「あらら」「穀雨」「じゅん文学」)
韓国社会の日本人に向けた愛憎の一断面を活写(「季刊遠近」)
越田秀男
真弓創の梟雄松永久秀に対する父娘の苦心を描く歴史時代小説(「茶話歴談」)――難波田節子の女子中学生の心の陰影を綴る作品(「季刊遠近」) 志村有弘
文学に何が出来る?人間は出来ることしかしない!(「民主文学」)
童謡百年特集、歌詞のセンチメントを賞味(「群系」)
越田秀男
父を忌み嫌いながらもそのDNAが自分に流れていることを心の奥底で願う根場至の小説(「私人」)――青年期の西行の姿を綴る奥野忠昭の歴史時代小説の力作(「せる」)。詩人たちの活躍に瞠目 志村有弘
史実と虚構の境界を楽しむ(『島の墓標』『出島甲比丹』)――臭い過敏症や居場所喪失など“今”を写す――『きらいなにおい』『居場所』 越田秀男
北村くにこの二代にわたる商家の物語を描く規模雄大な作品(「人間像」)――本千加子の大正・昭和期の大阪・大和郡山の遊郭に生きた女人の物語(「黄色い潜水艦」)。資料的価値の高いエッセー群 志村有弘
限界芸術からバリアフリーアートへ――箱に棲む人間『箱の中』、殻を捨てたナメクジ『生きものの眼』 越田秀男
岡山晴彦の友情の絆を綴る童話劇(「Pegada」)――丸山修身の古い証文などから一家の歴史の謎解きをする小説(「文芸復興」)、孤愁・寂寥感を綴る詩歌群 志村有弘








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 デザインのひきだし41
(グラフィック社編集部編)
2位 秋吉久美子 調書
(秋吉久美子/樋口尚文)
3位 アリスに驚け
(高山宏)
■新潟■萬松堂様調べ
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(馳星周)
2位 捨てられる銀行4 消えた銀行員
(橋本卓典)
3位 政治家の覚悟
(菅義偉)

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