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同人誌時評
漱石『明暗』はヘンリー・ジェイムス『金色の盃』の方法と共通(「北方文学」)――カミュは西欧倫理の再構築を試みポスト・ニヒリズム時代も予見した(「群系」) 越田秀男
圧巻、波佐間義之の人の心の恐ろしさ、不条理な人間世界を描く二篇の小説(「季刊文科」、「九州作家」)――東延江の姑・嫁・娘三者の心の結び付きを悲しく、優しく綴る詩(「りんごの木」) 志村有弘
若松丈太郎ら13氏の震災・原発禍作品を紹介(「コールサック」)――暴力の本質を突く、冨岡悦子詩集『反暴力考』(「Tumbleweed」) 越田秀男
戦時下の女学生のそれぞれの姿、思いを描く粕谷幸子の秀作(「婦人文芸」)――構想豊かな真弓創の歴史時代小説(「茶話歴談」) 志村有弘
独房の中の広大無辺な自由、永山則夫(「あるかいど」)――言語の彼方を言語で語る、霜田文子(「北方文学」) 越田秀男
戦争の惨禍を伝える山名恭子の秀作(「長良文学」)――「協力」したことから良心の呵責に苦しむ主婦を描く梶原一義の文学(「私人」)、認知症へ歩んでいく男を綴る祖父江次郎の力作(「季刊作家」) 志村有弘
戦争体験の作品は世代を継ぎ、現代の闇をも照らす――沖縄発のエンタテイメント小説、池上永一を俎上に(「コールサック」) 越田秀男
重厚な文体で綴る逆井三三の明治歴史小説(「遠近」)――老齢の安倍晴明の活躍を描く笹村なほの王朝小説(「文華」) 志村有弘
平成年間から21世紀中盤を眺望(「群系」)――地方を起点とした黒木淳吉と阿万鯱人の戦後文学(「龍舌蘭」) 越田秀男
平井利果の戦死した兄への鎮魂を綴る秀作(「たまゆら」)――樋口虚舟の歴史の世界を自在に散策する随想的小説(「飛火」) 志村有弘
親しみやすく奥深い俳句の世界(「異土」「イリプス」「コールサック」)――虚構によりどれほど生活の実相に迫れるか、作家達が舞う 越田秀男
日野あすかの規模雄大な歴史・時代小説(「あべの文学」)――人生の運・不運を考えさせられる稲葉けい子の現代小説(「木木」) 志村有弘
戦後文学を再点検、磯田光一、花田清輝らを取り上げる(「群系」)――それぞれの戦後昭和の風景(「九州文學」、「あるかいど」、「SCRAMBLE」) 越田秀男
堀江朋子の西武池袋沿線の想い出を綴る秀作(「文芸復興」)――関谷雄孝の誠実な医師の姿を描く力作(「小説家」) 志村有弘
終戦前後の懐かしい“思い込み”(「季刊遠近」「人間像」)――短歌評で言葉アートに通底する課題を提示(「塔」「コールサック」) 越田秀男
〈老〉と〈死〉を根底・視座とする文学群――〈老〉を根底とする天野律子(「黄色い潜水艦」)・野上志乃の小説(「りりっく」)。親族のいない老人の〈死〉を描く井上淳の小説(「まがね」)。〈死〉を凝視する本多寿の詩(「サラン橋」) 志村有弘
認知症スパイラルを意識の内側から描く(「民主文学」)――原風景“上海”から林京子を読み直す(「異土」) 越田秀男
桜井克明の相対峙する異質の人物を描き分け、人生とは何かを問う現代小説(「残党」)――花島真樹子の女優の哀しく侘しい死を綴る作品(「遠近」)、森下征二の藤原泰衡の母を描く歴史読物(「文芸復興」) 志村有弘
家族という小さな群れの中で(「あらら」「穀雨」「じゅん文学」)
韓国社会の日本人に向けた愛憎の一断面を活写(「季刊遠近」)
越田秀男
真弓創の梟雄松永久秀に対する父娘の苦心を描く歴史時代小説(「茶話歴談」)――難波田節子の女子中学生の心の陰影を綴る作品(「季刊遠近」) 志村有弘








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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