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評者◆葛井欣士郎×ローランド・ドメーニグ
対談 葛井欣士郎×ローランド・ドメーニグ 『遺言』をめぐって 六〇年代の新宿、人間、街、文化……――映画研究の枠を越えた、「アートシアター新宿文化」の歴史の再評価へ
遺言――アートシアター新宿文化
葛井欣士郎 聞き手・平沢剛
No.2891 ・ 2008年10月25日




 思わず背筋がのびる表題をもつ、『遺言――アートシアター新宿文化』(河出書房新社)が刊行された。これを機に、著者の葛井欣士郎氏と、映画史研究のローランド・ドメーニグ氏に対談していただいた。なお、今回の対談にあたっては、同書の聞き手の平沢剛氏にお世話になった。記して感謝いたします。(対談日・9月8日、東京・市ヶ谷にて。〔須藤巧・本紙編集〕)

六〇年代の新宿と「アートシアター新宿文化」

ドメーニグ 今回、葛井さんへのロングインタビューが『遺言』という一書になったのはまことに喜ばしいことです。『遺言』は私にとって二つの意味で非常に貴重な本です。一つは、私の専攻は映画史ですが、映画史についての本には、まさに「映画」の歴史を語るものが多い。あるいは映画監督や映画俳優についての本が多いんですけれども、「映画館」の歴史はまだ語られていない気がします。プロデューサーやカメラマンなどのスタッフは、映画史の中ではまだまだ陰の存在です。その貴重な証言が本になったのはとても嬉しいことです。
葛井 確かにプロデューサーは陰の存在です。映画ができれば、プロデューサーは消えてしまいますからね。しかし私の場合はプロデューサーでもない。プランナーであり、ATGから金を出させて、それで監督に好きな映画をつくっ...







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