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評者◆四方田犬彦
映画言説の「新約聖書」成る――四方田犬彦氏に聞く『日本映画は生きている』
日本映画は生きている
黒沢清・吉見俊哉・四方田犬彦・李鳳宇
アニメは越境する
黒沢清・吉見俊哉・四方田犬彦・李鳳宇
No.2978 ・ 2010年08月14日




 構想から五年、シリーズ「日本映画は生きている」(全八巻、岩波書店)の刊行が始まった。映画・映像をめぐる環境の変化や批評の退潮(これは映画に限らないが)などの諸相があるなか、本シリーズの編集委員の一人である四方田犬彦氏に、刊行の意義やラインナップの特徴、映画の「未来」についてなど、縦横無尽に語っていただいた。(インタビュー日・6月29日、東京・白金台の明治学院大学にて〔須藤巧・本紙編集〕)

映画をめぐる状況の変化、
いいことも、悪いことも
 ――「日本映画は生きている」全八巻のシリーズ刊行に至るまでの経緯と思いをまずうかがえましたらと思います。
四方田 二〇〇〇年代になって、日本語の中での映画についての言説が非常に貧しくなったと私は思っています。映画批評が活字媒体の中からどんどん消えていく。七〇年代の『季刊フィルム』とか『映画批評』のような雑誌や、自分の政治的・美学的な実存を賭けるようなかたちで映画に向き合う言葉がなくなっていた。映画のコラムもなくなっていく。単館のミニシアターでアート映画を上映することが難しくなっていました。私は『リュミエール』というのはバブル経済の副産物くらいにしか考えていません。八〇年代から韓国映画が入ってくるのはいいことだと思っていましたが、それとは別...







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