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評者◆町田康(聞き手・伊藤氏貴)
ただ、「怒り」だけがある――因果関係では説明できない現実 町田康氏インタビュー(聞き手・伊藤氏貴)
人間小唄
町田康
No.3000 ・ 2011年02月05日




 変わるものと変わらないものがある。常に動き、変わっていく現実を前に、文学はどう変わるのか、あるいは文学は何が変わらないのか。言葉は。作家は。読み手は。人間は……。著者である町田康氏自身が「人間賛歌であると同時に人間悲歌である」とした『人間小唄』の出版を機に、広く語っていただいた。聞き手は文芸評論家の伊藤氏貴氏にお願いした。(東京・六本木にて〔鎗田淳・本紙編集〕)

▼町田康(まちだ・こう)氏=1962年大阪府生まれ。作家、ミュージシャン。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。81年にパンクバンド「INU」を結成、『メシ喰うな』でレコードデビュー。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞を受賞。そのほか、著書に『権現の踊り子』、『パンク侍、斬られて候』、『宿屋めぐり』など。

○皆が「追い詰まっている」
伊藤 町田さんの初期の作品は主人公が自ら倒れていくことが多かったですよね。しかし最近の作品、特に『告白』あたりからは、怒り・攻撃性が強くなり、今回の『人間小唄』に関して言えば、世の中に対する攻撃性のようなものが強くなっている気がします。
町田 「世の中に対する攻撃性」というと...







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