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評者◆池田雄一×國分功一郎
哲学が足りない! 批評が足りない!――ハイデッガーから保育園まで、今、何が必要か:対談『メガクリティック』、『暇と退屈の倫理学』
池田雄一
メガクリティック――ジャンルの闘争としての文学
國分功一郎
暇と退屈の倫理学
No.3065 ・ 2012年06月09日




▼その距離が遠ざかっていくかに見えた現代思想と文芸評論。分担制のようになりつつあった両ジャンルも、ここにきて再び同じ方向を向いて動き出したようにも見える。使命感とも言える熱情を持ちながら積極的に発言を続ける池田雄一氏、國分功一郎氏に、それぞれの立場から、ジャンルを越えた課題について、近著を軸に深く語っていただいた。(東京・神保町にて〔鎗田淳・本紙編集〕)

◎「暇である」ということ
池田 國分さん自身がコメントしているとおり、『暇と退屈の倫理学』(以下『暇と~』)では非常に新しいことが試されていると感じました。この本について語ろうとすると、つい自分のことを語ってしまうという不思議な力学が働くんです(笑)。これはいままでの哲学の本にはなかったことです。ですから、いきなり自分の話から入ろうかと思います。たとえば、私はこれまで創作のワークショップを大学やカルチャースクールでやってきましたが、やっていくうちに人買い的な発想が身についてきてしまって、この人はいい小説が書けるかどうかと推測する癖がついてしまったんです。
 その場合に重要なのは、その人の才能などではなくて、その人が「暇そうにしているか否か」なんです。手帳か何かにぎっしり予定を書き込んでしまうような人は、真面目な人で努力もする...







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