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評者◆鶴岡真弓×松本夏樹
謎の「文」を行く──我々の未来の奥義が潜むシリーズの新版成る
新版 イメージの博物誌 錬金術――精神変容の秘術
スタニスラス・クロソウスキ・ド・ローラ著、種村季弘・松本夏樹訳
新版 イメージの博物誌 ミステリアス・ケルト――薄明のヨーロッパ
ジョン・シャーキー著、鶴岡真弓訳
新版 イメージの博物誌 聖なるチベット――秘境の宗教文化
フィリップ・ローソン著、森雅秀・森喜子訳
新版 イメージの博物誌 タントラ――インドのエクスタシー礼賛
フィリップ・ローソン著、松山俊太郎訳
No.3115 ・ 2013年06月22日




▼かのキング・クリムゾンの『ディシプリン』のジャケットを見てはケルト文様の連続線を思い出し、サード・イヤー・バンドの『錬金術』は愛聴盤で……。なんと! ケルト文化や錬金術は遠い日の花火ではなく、今もわれわれの想像力を刺激してやまない赫奕たる源泉なのだ。「新版 イメージの博物誌」(平凡社)刊行を機に、『ミステリアス・ケルト』の訳者の鶴岡真弓氏と、『錬金術』の訳者の松本夏樹氏に対談していただいた。(対談日・5月23日、多摩美術大学芸術人類学研究所にて〔須藤巧・本紙編集〕)


◆像を結ぶことの不可能性

松本 『ミステリアス・ケルト』を読むと、ものの捉え方、人の所作など錬金術とよく似たところがあると思いました。錬金術はもちろん過去のものです。しかし、錬金術から近代科学が一直線にできました、というのは間違っていると思います。一直線に科学にならなかった部分のものの見方が、ケルト的な自然に対する見方や付き合い方と似ていると思った。科学とは厳密さであり、実験再現性であり、証明性、明晰性です。かたや錬金術は、「わからないものをさらにわからないもので」と言われるように、つまり説明ではありません。「のめり込み」というか、外から観察して「こういう結果が出ます」という態度ではなくて、ものの中に自分から...







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